2016 スリランカ ジェフリー・バワの作品を巡る旅 〜4/25泊 ジェットウィング・ラグーン
今回の旅は、スリランカの偉大なる建築家、ジェフリー・バワの作品(主にホテル)を巡る旅なのに、エントリ3本目でやっと最初のホテルに辿り着きました(笑)
やはり、馴染みのない国だけに、いろいろ書いておきたいことがありました。
ホテルの中では基本的にトラブルはないので、写真メインで綴っていきます。
さて、ニゴンボにあるジェットウィング・ラグーン(Jetwing Lagoon)に到着したわたしたち。
ここはバワが最初に手掛け、スリランカ初のリゾートホテルとして開業したホテルで、廃墟となっていた期間を経て、近年リニューアルされました。
空港からのアクセスが良いので一泊目にうってつけという単純な理由で泊まったのですが、結果、なかなか素晴らしいホテルでした。
ウェルカムドリンクを頂きながらのチェックインの後、カートでヴィラの前まで連れてきてもらいました。
スリランカにはチップ文化があるので、ポーターにRs.100のチップを渡しました。
到着が夜だったので、部屋の写真はあまり鮮明ではありません…。
agoda.comで予約を取った時に、ツインベッドルーム希望と備考欄に書いておきました。
返事がなかったので期待していなかったのですが、ちゃんとツインの部屋が用意されていました(海外はダブルの部屋が多い気がする)。
ハネムーナー向けのシックでムーディな部屋です。
ベッドスペースの手前にリビングスペースがあります。
クッションいっぱい!
バスルームはベッド奥のドアを抜け、半屋外の中庭のようなスペースにあります。
バスタブとシャワールームは壁で隔てられています。
こそばゆいほどロマンティックなバスタブ(笑)
この日はお風呂に入り、早々に休むことに。
3時間の時差があるので、わたし以外の家族は早寝早起きになりがちな旅でした(わたしは夜型)。
ひとりでライオンビール飲みながら一息、わたしだけなかなか寝付けませんでした。
朝は早起きして庭を散策。
ジェットウィング・ラグーンは、中庭にある150mの長いプールが売りとなっています。
プールに映る朝日。
プールの向こうにはゆったりとしたベッドのあるブースが並んでいます。
プールの横にある池。
裏手に回ると現れる、別棟の「バワ・スイート」。
バワ・スイートの一階はオープンスペースになっています。
エントランスからぐるっと真向かいまでくると、ラグーンに面したダイニングに出ます。
バワ建築の特徴の1つでもある、大きなシンボルツリー(ここではゴールデンシャワー)が植えられています。
これもバワ建築の特徴、中庭に回廊、連なる柱。
奥行きを感じさせる、美しい空間デザインです。
わたしたちが泊まったヴィラのポーチ。
朝食の写真に移ります。
パンは取り放題です。
家の人が頼んだキングココナッツジュース。
普通のココナッツジュースより香りも味もあっさりしていて、水に近い感じ。
わたしが頼んだパッションフルーツジュース。
甘酸っぱくて、ものすごくおいしかったです。
スリランカでは、このようなおいしいフレッシュジュースが至る所で飲めました。
スリランカンスタイルの朝食。
中央手前にあるのがミルクライス(キリ・バット)、真ん中がストリングホッパー(インディ・アーッパ)、一番奥がピットゥという主食。
基本的に、米か米粉とココナッツミルクでできたもの達です。
癖はなく、どれもカレーを染み込ませて食べるのにちょうどいい食感。
わたしは麺状のストリングホッパーが気に入って、よく食べてました。
メインのカレーを1つ選ぶと、サブの野菜カレー数種や主食、薬味がセットでわーっといろいろ運ばれてくるのがスリランカンスタイル。
これはチキンカレー。
葉っぱみたいなのは、カレーリーフだと思います。
日本だとなかなか生の葉っぱにはお目に掛かれません。
こちらはフィッシュカレー。
カレーは大体、結構辛くて、きっちり塩味効いてて、ものすごくおいしい。
味付けは違えど、どこのホテルのもそれぞれおいしかったです。
付け合わせの薬味のようなもの。
左上から時計回りに、シーニ・サンボル(玉ねぎの甘辛炒め)、ポル・サンボル(ココナッツとチリ、ライム、モルディブフィッシュの鰹節を混ぜたもの)、ココナッツミルク?、ルヌ・ミリス(チリの多いアチャールみたいなもの)。
これらをお好みで混ぜて食べるのがスリランカ流。
カレーもいろいろ混ぜて食べます。
ダイニングスペース横のラウンジ。
バワは椅子に並々ならぬこだわりがあったようで、椅子のある風景はどこもかっこよかった。
ごはんの後はプールでのんびり。
こんな機会はめったにないからと、調子に乗ってこんな写真なんか撮っていました。
150mのプール、独り占めでした。
ここが天国かと思いました…。
あとから2組くらい来ましたけど、それでも広々です。当たり前か。
これは早朝のプールだったかな?
横から見た図。
ジェットウィング・ラグーンのエントランス。
夜は撮れなかったので翌日撮りました。
バワの愛したフランジパニ(プルメリア)の木がたくさん植えられていました。
プールサイドにはマンゴーみたいな木が。
バワの椅子コレクション、ジェットウィング・ラグーン編。
書斎スペースの椅子。
リビングスペースの椅子、アップ。
バスルームに置いてあったベンチ。
バワの椅子は独特の優雅な曲線が特徴です。
バスタブの向かいにある洗面所。
アメニティがおしゃれでかわいかった。
泊まったホテルはどこもエコロジーに配慮しているような表記が多く、使い捨ての紙のものが少なかったり、布を使ったりしていました。
バスルームの坪庭。
旅行中、ホテルのあちこちで見たフランジパニ(プルメリア)。
芳しくとてもいい香りでした。
あちこち欲張ってホテル巡りをしたため、わたしたちは一泊しかしませんでしたが、空港から近いからという理由だけで泊まるのはもったいない、素敵なホテルでした。
続く。
解読ジェフリー・バワの建築―スリランカの「アニミズム・モダン」
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